ガイド
MP3とWAVの完全比較:音質・サイズ・使い分け
2026-08-29
一言で言うと
MP3は人間が気づきにくい音の細部を捨てることでファイルをWAVの約10分の1に圧縮する非可逆形式。WAVは無損失・無圧縮で、元の録音の全サンプルを保持します。日常の試聴と共有はMP3、編集・マスタリング・アーカイブはWAVが最適です。
音質:実際に聞こえるもの
320kbpsのMP3は普通のヘッドホンではほとんどの人に透明です。128kbpsになると歪み(シンバルのシャリシャリ感)が聞こえ始めます。WAVには圧縮による歪みが一切ありません。
サイズ:10倍の差
3分の曲はWAVで約30MB、MP3(128kbps)で約3MB。音楽ライブラリやスマホにはMP3、繰り返し編集するプロジェクトにはWAVが実用的です。
使い分け
- MP3向き:ストリーミング、共有、スマホ、車載、メール添付。
- WAV向き:録音、DAW編集、マスタリング、マスター保存、CD作成。
MP3をWAVに変換すると音質は上がる?
いいえ。MP3からWAVへの変換はコンテナを戻すだけで、MP3圧縮で捨てた細部は戻りません。変換後のWAVは元のMP3と全く同じ音で、10倍の容量になるだけです。
FAQ
MP3とWAVの違いは聞き取れますか?
320kbpsなら普通のヘッドホンでは大半の人が聞き分けられません。128kbps以下になると、シンバルのシャリつきなどが聞こえ始めます。高級機材では訓練されたリスナーがどのビットレートでも圧縮を見抜けることがあります。
MP3をWAVに変換すると音質は良くなりますか?
いいえ。変換はコンテナを戻すだけで、圧縮で捨てた詳細は戻りません。WAVは元のMP3とまったく同じ音で、容量だけ10倍になります。音質を得るには無損失の原盤から変換することだけです。
音楽制作にはどちらのフォーマットを使うべきですか?
常にWAVです。無損失なので編集・バウンス・書き出しのたびに完全な音質を保てます。MP3は共有やストリーミング用の最終コピーだけに使いましょう。